【上赤坂城】アクセス|駐車場|所要時間|見どころなどを解説!【国指定史跡】

大阪府
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上赤坂城とは

楠木城(上赤坂城)は、標高約350mの山の上に築かれた中世の山城です。自然の険しい地形を活かした守りの堅い城で、小根田城・桐山城・楠木城とも呼ばれていました。

この城は、鎌倉時代末から南北朝時代の初めにかけて、楠木正成(1294?〜1336年)によって築かれたと伝えられています。
1333年、楠木正成の弟・正季(まさすえ)と共に鎌倉幕府軍と戦いましたが、最後は水源を断たれて落城したと記録されています。

城跡では、曲輪(くるわ/郭)、空堀、土塁、堀切、横堀といった中世山城の特徴的な構造を見ることができます。特に「そろばん橋」と呼ばれる場所には二重の堀があり、城内最大の特徴となっています。

戦国時代に一部が修復された跡もありますが、基本的には南北朝時代の姿をよく残している貴重な城跡です。
昭和9年(1934年)には国史跡に指定されました。

アクセス方法

「道の駅ちはやあかさか」の駐車場を利用します。
ここから徒歩で20分ほどで登山口です。

▼駐車場のすぐ横に楠公誕生地があります。挨拶を済ませていざ出陣です。

▼道の駅を出て、まず金剛山登山口という三叉路があります。
ここを右へ進みます。

▼案内板もあり。このあたりは金剛山赤坂古道と呼ばれているようです。

▼緩やかな登りになっていますが、ゆっくり歩けばそこまできつい道ではありません。

▼少し街道っぽい雰囲気になってきました。
やや歴史を感じる千早赤阪の町並みです。

▼もう少し進むとやや大きめの道に出ます。
ここを右折します。ここまで来ればもう一足です。

▼歩道が無いので十分に注意してください。

▼上赤坂城の看板が出てきました。

▼正面の山が上赤坂城です。
車がちらほら停まっていますが、ここがネット上の情報にある駐車スペースです。
キャンプ場の方優先ですのでこの日はお断りされてしまいました。これは仕方ないですね。

▼道の駅から約20分で登山口に到着です。
きれいな町並みの中を歩いて来たのであっという間でした。

本丸まで

登山口から本丸までは徒歩で20分とのことです。

▼こんな感じの滑りやすい山道です。特に雨の後なんかは注意が必要です。
トレッキングシューズが推奨されますね。

▼しばらく登ると何やら看板が。

▼二の木戸。城門の跡のようです。
上赤坂城には一の木戸から四の木戸まであるようです。

▼さらに進んで行きます。こんな感じの登りが15~20分ほど続きます。

▼所々やや滑りやすそうな箇所も。

▼見どころの一つである「そろばん橋」が見えてきました。
土橋のようになっていますが、当時に橋があったかは不明だそうです。

▼そろばん橋の両サイドは二重堀切ともいわれる堀切になっています。

▼そろばん橋を過ぎるとあともう少し。

▼左手には絶壁の切岸。上には曲輪があるようで、そういった曲輪が段状に設けられているようです。

▼茶碗原といわれる曲輪に到着。本丸のすぐ下にある曲輪のようです。
あとすこしですね。

▼少し進むと分岐点が。左に進むと金剛山方面にいってしまうようです。
間違えず案内板に沿って進みます。

▼本丸まで最後の登りです。さあ、あと少し。

▼本丸跡の展望広場に到着です。

登山口から本丸まで20分との案内がありましたが、
ゆっくり見ながら歩いたので30分ほどかかりました。

すこし滑りやすい箇所もあったので、時間はややゆとりを持っておいた方が良いかもしれません。

見どころ

見晴らし

上赤坂城からの見晴らしは素晴らしく、大阪平野を一望できます。

▼大阪市内方面を望む。富田林市のPLの塔が見えます。

▼こちらは生駒山方面。

▼遠くあべのハルカスを中心に大阪市内の都市群も望めます。

そろばん橋と堀切

▼堀切を渡るように設けられている「そろばん橋」

▼橋の両サイドは堀切になっています。

▼この場所の堀切は二重堀切とも言われていて、現地で見るとよりくっきりと堀切の様子がわかります。

見学所要時間

登山口から場内を見学して戻って来るまで約60分程でした。
登山口までのアクセスに時間がかかるので、
近隣の千早城などと一緒に訪れる際には時間に余裕をもって計画を立てたいところです。

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