基本データ
所在地:愛知県新城市
築城年:永世五年(1508年)
主な城主:菅沼元成、奥平定昌
城郭構造:平城
遺構:堀、土塁、曲輪など
指定文化財:国指定史跡
アクセス
JR飯田線「長篠城駅」下車→徒歩10分
歴史
長篠城は永世五年(1508年)に菅原元成が築城したと言われている。その後はこの地に侵攻した武田信玄の城となっていたが、天正元年には徳川家康の支配下となる。天正三年(1575年)、家康は武田方から徳川方に寝返った奥平定昌を城主に任命する。同じ年、武田勝頼率いる軍勢に取り囲まれ長篠城は窮地に陥るが、城主の奥平定昌はわずか500の兵で武田軍の猛攻を耐え抜く。長篠城の危機に後詰めとして駆け付けた織田・徳川連合軍と武田軍の戦闘が近隣の設楽原で繰り広げられた。織田・徳川連合軍は大量の鉄砲と長大な馬防柵を用いて武田軍を撃破。武田軍は馬場信春や山県昌景などの重鎮を失う大敗北を喫した。(長篠・設楽原の戦い)