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角牟礼城とは
角牟礼山は昔から石垣を持つ山城として知られており、鎌倉〜戦国時代にかけて玖珠地方では多くの山城が築かれました。その中でも角牟礼城は、天正15年(1587)に島津軍6000人の攻撃を1000人で退けた堅城として名を残しました。
近年の調査で、城の石垣や虎口(出入口)が文禄・慶長期(豊臣政権末期)特有の築城技術である「六大積み」だったことが分かり、これは織田信長の安土城以降に全国へ広まった技術と同じ系統とされています。
このことから角牟礼城は、土豪の山城から、近世的な石垣をもつ城郭へと改修されたと考えられており、文禄・慶長期の石垣が今も残る貴重な城跡です。玖珠地方で石垣を用いた城が築かれたのは、豊臣秀吉の九州平定後、毛利高政がこの地を治めた頃と推定されています。
アクセス方法

最寄り駅はJR久大本線「豊後森駅」
登山口まで徒歩で40~50分。
駅からはバスで10分だそうですが、本数が少なく今回は徒歩で向かいます。

バス停を横目に進みます。

駅を出て左手に直進(県道678号を西へ)。

一つ目の交差点(春日十字路)を右へ。

この道をひたすら進みます。

高速道路の下を潜り抜け…

「森中央小学校先」交差点を左折します。

やっと看板が出てきましたが、
まだ3kmもあります…

角牟礼城の登山口は旧久留島庭園と同じ場所にあるので、
この看板にそって進みます。

旧森藩の城下町っぽい雰囲気になってきました。
登山口はすぐ近くですね。

豊後森駅から約40分
ようやくに到着です。
こちらの中にある豊後森資料館にて100名城スタンプや御城印の販売、角牟礼城への登城方法など詳しい説明などをして頂けます。
より安全により楽しく登城する為に、ぜひ寄って行かれる事をお勧めします。

資料館の前にある三島公園の横を通り抜けると登山口へ

登山口に到着です。
ここからさらに30~40分ほど登ります。
こまめに休憩しながら行きましょう。

目指す角牟礼城がある角牟礼山。
威圧感がありますね…
主郭部まで

では登っていきます。

ひたすら石段を上がっていきます。
左の石垣もきれいですね。

おっとここが本当の登山口ですね。
さあ、登りの本番です。

登山道と奥にみえる角牟礼山。
まだ大分ありますね…

しかし景色は最高です。

ひたすら舗装された道を登りますが、

徐々に本格的な登山路へ…


ほとんど整備されていない道を登ります。
このあたりで森林もやや薄くなり視界が開けてきました。
主郭部まであと少しでしょうか。

案内板がでてきました。
ここら辺から上が主郭部のようですね。

二の丸跡に到着。
ここに、のぼりと案内板がありました。
ここからは自由に城跡を探索しましょう。
見どころ
穴太積み石垣


畝状竪堀


多数の帯郭


見晴らし



見学所要時間
全体で60分~90分。
全体をじっくり見るには120分は欲しいという印象でした。
公共交通機関でのアクセスがしづらく、
登りも険しく長いです。
しかき、その分見どころの多い素晴らしい山城でした。

