【浪岡城】アクセス方法|所要時間|見どころなどを解説!【続100名城】

青森県
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浪岡城とは

青森県青森市浪岡にある中世城館で、津軽地方の代表的な遺構のひとつです。

城は「御所館(ごしょだて)」を中心に、北館・西館・南館・東館・内館など複数の曲輪から構成されていて、それぞれ水堀と土塁によって区切られている珍しい形態のお城です。

室町時代にこの地を治めた「浪岡氏」の居館として築かれたようですが、
戦国時代末期に津軽為信の攻撃によって浪岡氏が滅びたことで城も機能を失ったようです。

アクセス方法

最寄り駅はJR浪岡駅。ここから徒歩で30分ほどです。

駅に併設されている交流センター「あぴねす」で詳しい道筋を教えていただけます。
そして浪岡城のパンフレットなども頂き、この日はリンゴまで頂きました。

▼それでは城跡へ向けて歩いていきます。
まずは浪岡駅前の県道34号をひたすら直進します。

▼コンビニがある交差点もそのまま直進します。

▼突き当りまで進むと看板が現れましたね。
ここを左折するみたいです。

しばらく道なりに進むと浪岡川を渡る赤い橋があります。ここもわたって直進します。

▼左手に青森市中世の館が見えてきました。こちらで100名城スタンプ御城印の購入ができます。
中世の館を左手に見ながら直進。ここまで来るとあと少し。

▼さあ、右手に浪岡城址が見えてきました。

▼案内所や駐車場のある浪岡城入り口に到着です。
なかなか距離はありましたが、険しい道は無いので、特に苦痛はありませんでした。

見どころ

猿楽館~北館

▼まずは猿楽館。ここからは見えませんが、この藪の向こう側でしょうか。
パンフレットには「能舞台があったかもしれない場所」と記載されています。

▼次に出てくるのは東館という曲輪。
浪岡城が滅ぼされた後、津軽為信の弟が「代官」としていた場所とされています。

▼広大な曲輪の東館

▼整備もばっちりですね。

▼次はさらに広い北館へ。

▼北館は全域が調査されているようで、城主の家臣たちが住んでいた場所だとされています。
在は板塀で区切られた屋敷跡の遺構を見ることができます。

▼ほぼ全域に区画された遺構

▼北館から西館に向けて堀を渡る

西館~内館

▼続いて西館です。ここは調査が行われておらず、どんな場所だったかは解っていないそうです。

▼北館に次いで広く、城の中心部を守るように位置するため何か重要な役割があったのかもしれません。

▼次に中心部の内館に廻ってきました。
浪岡城の城主が住んでいた場所で、まさに城の中心部だったと言われています。

中土塁と堀

浪岡城の堀の中には、土塁を堀残した「中土塁」といわれる遺構が存在します。

必然的に堀は二重、三重堀になっていて、これらは大きな見どころの一つと言えると思います。
実際に中土塁の上を歩いていくように見学ルートが設定されており、その遺構を存分に楽しめるようになっています。

▼橋を渡った所が中土塁

▼長く伸びる中土塁。
左右はどちら側も堀になっています。

▼何度も橋を渡り、堀を渡りと散策がとても楽しいです。

堀の中にこのような土塁が巡らされているのは珍しく、またその中を歩く事ができるのはかなり貴重ではないでしょうか。
 

所要時間

全体を散策するのに30分から40分ほどでしょうか。
特に危険な場所も無いので、散策しやすいお城ではないでしょうか。

青森の雄大な景色と、空気を感じながらじっくり楽しみたい城跡です。

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